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diff --git a/contrib/idn/mdnkit/README.ja b/contrib/idn/mdnkit/README.ja deleted file mode 100644 index 0effa902..00000000 --- a/contrib/idn/mdnkit/README.ja +++ /dev/null @@ -1,254 +0,0 @@ - - mDNkit - -- 多言語ドメイン名ツールキット -- - バージョン 2.2.3 - (社) 日本ネットワークインフォメーションセンター (JPNIC) - - -このファイルの目次: - - 1. 概要 - 2. ディレクトリ構成 - 3. パッチの当て方 - 4. 本キットが対応しているシステム - 5. 本キットに関する最新情報、問い合わせについて - -コンパイルおよびインストール方法については、INSTALL.ja というファイルを -ご覧下さい。このバージョンでの主な変更点に付いては、(英文ですが) NEWS -というファイルをご覧下さい。 - - -1. 概要 - -mDNkit とは多言語ドメイン名を扱うためのツールキットです。多言語ドメイ -ン名を扱うためには、次のような機能が要求されます。 - -・エンコーディング変換 - 多言語ドメイン名に対して、そのエンコーディングをアプリケーションが使 - 用しているもの (ローカルエンコーディング) から名前解決に用いられるも - の (IDN エンコーディング) への変換、またその逆方向の変換を行います。 - ドメイン名を IDN エンコーディングにした結果は、従来のドメイン名と同 - じく ASCII 文字のみで構成されるので、IDN エンコーディングはASCII 互 - 換エンコーディング (ACE) とも呼ばれます。 - -・NAMEPREP - ドメイン名を IDN エンコーディングに変換する前に、名前の正規化を行い - ます。これを NAMEPREP と呼びます。 - -上記の処理はドメイン名を DNS サーバに送る前に実行する必要があります。 -処理済のドメイン名は ASCII 文字から構成され、従来の ASCII ドメイン名と -しても正しい形式になっているので、DNS サーバ側にはなんの変更も必要あり -ません。 - -この配布キットには次のようなものが含まれます。 - -・多言語ドメイン名を処理するためのライブラリ (libmdn) - これはエンコーディング変換や NAMEPREP の機能を実装したライブラリです。 - このライブラリはこれらの機能を使うためのシンプルな API を備えているので、 - このライブラリを使用すれば、多言語ドメイン名を扱う機能を簡単に - アプリケーションに追加することができます。 - またこのライブラリは本ツールキットに含まれるさまざまなコマンド - (mdnsproxy や mdnconv など) を実装するのにも使われています。 - -・DNSプロキシサーバ (mdnsproxy) - ドメイン名変換機能をもつ DNS のプロキシサーバです。クライアントから - 受信した DNS メッセージ中のドメイン名をクライアントのローカルエンコー - ディングから DNS サーバの使用する DNS プロトコル上のエンコーディング - へと変換して DNS サーバに送信します。また DNS サーバから返されたDNS - メッセージ中のドメイン名をクライアントのローカルエンコーディングに戻 - してクライアントに返します。詳しくは、後述の「2. mdnsproxy を使う」 - を御覧ください。 - -・UNIX アプリケーションに MDN 機能を動的に追加するコマンド (runmdn) - UNIX の通常のアプリケーションで多言語ドメイン名を取り扱うために、特 - 別なライブラリを動的にリンクするためのコマンドです。詳しくは、後述の - 「3. runmdn を使う」を御覧ください。 - -・bind-9 に MDN 機能を追加するパッチ - bind-9 に MDN の機能を追加するパッチです。`dig'、`host'、`nslookup' - にエンコーディング変換と NAMEPREP の機能を追加し、多言語ドメイン名が - 扱えるようにします。 - -・Windows アプリケーション用の mDN ラッパー - WINSOCK の名前解決機能に対するラッパー DLL です。Windows 上では、名 - 前解決の要求は、WINSOCK DLL を通して行われます。そこで、これを多言語 - ドメイン用の WINSOCK DLL に置き換えることで、従来の Windows アプリケー - ションでも mDN 機能を使用できるようにします。詳しくは、後述の - 「4. mDN ラッパーを使う」を御覧ください。 - -・named.conf およびゾーンマスタファイル用コードセットコンバータ (mdnconv) - named.conf およびゾーンマスタファイルを対象としたコードセット (エン - コーディング) 変換用ツールです。SJIS などのローカルエンコーディング - で書かれたこれらのファイルを、IDN エンコーディング (例えば RACE) へ - と変換します。 - -・bind-8 を 8 ビットスルー化するパッチ - named やリゾルバでローカルエンコーディングや UTF-8 エンコーディング - のドメイン名を使用可能にするためのパッチです。8ビットスルーなのでほ - とんどどんなコードでも通ってしまいます。 - -・squid を 8 ビットスルー化するパッチ - URL 中のホスト名に関する正当性チェックを外すためのパッチです。このパッ - チを当てないと Squid は多言語ドメイン名を含む URL をエラーとしてはじ - いてしまいます。 - - -この配布キットは、以上のものを用いて、多言語ドメイン名を扱うための複数 -の方法を提供しています。 - - ** 1. API を使う - 多言語ドメイン名を扱うための方式としてはこの方法が推奨されています。 - アプリケーションは mDNkit の提供する API を明示的に呼び出して - エンコーディング変換や NAMEPREP を行います。 - - ACE エンコーディングの - +----------------+-------+--------+ ドメイン名 - | | | | +------------+ - | クライアント | mdn |システム|----------->| DNS サーバ | - |アプリケーション|library| 付属の |<-----------| | - | | |リゾルバ| +------------+ - +----------------+-------+--------+ - - ** 2. mdnsproxy を使う - 上記の API を使うようにアプリケーションを修正できない場合でも、 - mdnsproxy を使用すれば多言語ドメイン名の名前解決を行うことが - 可能です。ただしこの場合アプリケーションが 8 ビットスルーの - リゾルバを使っていることが前提となります。 - - ローカルエン エンコーディン ACEエンコーディ - コードィング グ変換および正 ングのドメイン名 - +----------------+のドメイン名 規化 - | クライアント | +--------------+ +------+ - |アプリケーション|------------>| mdnsproxy |------------>| DNS | - |と 8ビットスルー|<------------| |<------------|サーバ| - | 化したリゾルバ | +--------------+ +------+ - +----------------+ - - ** 3. runmdn を使う - あるいは、クライアントアプリケーションが名前解決 用の API - (gethostbyname など) を動的にリンクし、かつ OS が適切な機能を - 備えている場合には runmdn を使うこともできます。名前解決用の - API を、エンコーディング変換や NAMEPREP 機能を備えたバージョンの - ものに動的に置換えることにより、通常のアプリケーションが多言語 - ドメイン名を名前解決できるようにします。 - - エンコーディング変換 ACEエンコーディ - および正規化 ングのドメイン名 - +----------------+------------------+ - | クライアント |動的にリンクされた| +------+ - |アプリケーション| ライブラリ |---------------->| DNS | - |と通常のリゾルバ| |<----------------|サーバ| - +----------------+------------------+ +------+ - - ** 4. mDN ラッパーを使う - WINSOCK DLL をラップすることにより、mDN ラッパーは Windows の - アプリケーションが多言語ドメイン名を名前解決できるようにします。 - - ローカルエ 正規化および ACEエンコーディ - ンコーディ エンコーディ ングのドメイン名 - +----------------+ ングのドメ ング変換 - |従来の Windows | イン名 +---------+------------+ +------+ - |ネットワーク |---------->| mDN | オリジナル |---------->| DNS | - |アプリケーション|<----------| ラッパー| winsock |<----------|サーバ| - +----------------+ +---------+------------+ +------+ - - -2. ディレクトリ構成 - -配布キットのディレクトリ構成と、主要なファイルを示します。 - - README 英語版の README - README.ja このファイル - INSTALL 英語版の INSTALL - INSTALL.ja コンパイルとインストール方法 - DISTFILES 配布されるファイル一覧 - NEWS 主な変更 - ChangeLog 変更詳細 - configure configure スクリプト - Makefile.in トップレベルの Makefile のテンプレート - include/ インクルードファイルディレクトリ - config.h.in config.h のテンプレート - mdn/ mdn ライブラリ用インクルードファイル - lib/ mdn ライブラリソース - mdnsproxy/ DNS プロキシサーバソース - patch/ 各種パッチファイル - bind8/ bind8 用パッチ - bind9/ bind9 用パッチ - libiconv/ libiconv 用パッチ - squid/ squid 用パッチ - tools/ 周辺ツール - mdnconv/ コードセットコンバータソース - runmdn/ runmdn コマンドソース - util/ ユーティリティ - wsock/ mDN ラッパーソース - - -4. パッチの当て方 - -この配布キットには、bind-9.1.3、bind-8.2.3 および squid-2.4-STABLE1 に -対するパッチが含まれています。パッチの当て方は、パッチファイルの先頭に -書かれていますのでそちらを参照してください。 - -Solaris では、システム付属の patch コマンドが正常に動作しないことがあ -ります。そのような場合には、GNU バージョンの patch -(http://www.gnu.org/software/patch/) をインストールして、これを使用し -てください。 - - -5. 本キットが対応しているシステム - -正常にインストールできることが確認できているのは、次のシステムです。 - - ------------------------------------------------------------------ - OS iconv configure のオプション - ================================================================== - FreeBSD 4.4-RELEASE GNU libiconv --with-libiconv - Intel 1.6.1 - ------------------------------------------------------------------- - FreeBSD 3.5.1-RELEASE GNU libiconv --with-libiconv - Intel 1.7 - ------------------------------------------------------------------- - NetBSD 1.5.2 GNU libiconv --with-libiconv - Intel 1.7 - ------------------------------------------------------------------ - Red Hat Linux 7.1 標準ライブラリ なし - Intel (glibc) - ------------------------------------------------------------------ - Red Hat Linux 7.0 標準ライブラリ なし - Intel (glibc) - ------------------------------------------------------------------- - Debian/GNU Linux 2.2r3 標準ライブラリ なし - Intel (glibc) - ------------------------------------------------------------------ - Solaris 2.6 標準ライブラリ なし - Sparc (libc) - ------------------------------------------------------------------ - Windows 2000 GNU libiconv --with-libiconv - (cygwin-1.3.2) *1 1.7 - ------------------------------------------------------------------- - - *1: 動作するのは mdnconv だけです。 - -本キットが対応している/していないシステムに関する最新の情報は、次のと -ころから辿れる mDNkit FAQ のページに記されています。 - - http://www.nic.ad.jp/jp/research/idn/ - - -6. 本キットに関する最新情報、問い合わせについて - -本キットに関する最新情報については、 - - http://www.nic.ad.jp/jp/research/idn/ - -を参照してください -本キットに関するバグレポートおよびコメントは、それぞれ - - mdnkit-bugs@nic.ad.jp -および - idn-cmt@nic.ad.jp - -へお願いします。 - - -; $Id: README.ja,v 1.1 2002/01/02 02:46:21 marka Exp $ |