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index aa99e3ef..00000000
--- a/contrib/idn/mdnkit/doc/ja/guide/bind9.html
+++ /dev/null
@@ -1,176 +0,0 @@
-<!doctype html public "-//IETF//DTD HTML 2.0//EN">
-<!-- $Id: bind9.html,v 1.1 2001/03/05 12:58:03 tale Exp $ -->
-<html>
-
-<head>
-<title>bind9 patch</title>
-<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
-</head>
-
-<body>
-<h1>bind9 パッチ</h1>
-
-<ul>
-<li><a href="#overview">概要</a>
-<li><a href="#named">named</a>
-<li><a href="#resolver">リゾルバ</a>
-<li><a href="#dig">dig/host/nslookup</a>
-</ul>
-
-<hr>
-<h2><a name="overview">概要</a></h2>
-
-<p>
-mDNkit では bind9 用のパッチファイルを提供しています。
-このパッチを適用することにより、
-bind9 において多言語ドメイン名を扱うことが可能になります。
-
-<p>
-具体的には、このパッチは bind9 に次のような機能を追加します。
-<ul>
-<li>bind9 の DNS サーバ (named) において、ドメイン名をテキストに
- 変換する際にUTF-8 文字がそのまま通るようになります。
-<li>bind9 のリゾルバ (lightweight resolver) の提供する名前解決用の
-API 関数に、ホスト名としてローカルエンコーディングで表現されたホスト名を
-指定できるようになります。
-<li>同じく名前解決結果として、ローカルエンコーディングで表現された
-ホスト名が返されるようになります。
-<li>dig、host、nslookup コマンドがローカルエンコーディングのドメイン名を
-受け付け、また問い合わせ結果に含まれるドメイン名をローカルエンコーディングで
-表示するようになります。
-</ul>
-
-<p>bind9 へのパッチの適用方法は、パッチファイルの先頭に記載してあります。
-<a href="install.html">インストールガイド</a>の
-<a href="install.html#bind9">bind9 用パッチの適用とインストール</a>も
-ご覧ください。
-
-<p>
-
-<hr>
-<h2><a name="named">named</a></h2>
-
-<p>このパッチの適用により、DNS サーバである named に対して、
-UTF-8 文字の透過機能が追加されます。
-
-<p>bind9 の named ではドメイン名の処理はほとんど8ビットスルーになって
-いるのですが、named 内のドメイン名の内部表現からテキスト表現への
-変換部分は8ビットスルーになっておらず、ASCII 文字以外
-はバックスラッシュでクォートされ、<tt>\DDD</tt> という形式の表現に
-変換されてしまいます。
-
-<p>これは DNS プロトコル上で用いられるエンコーディングとして UTF-8 を
-使用する場合に問題となります。
-
-<p>本パッチでは、変換しようとする文字がUTF-8 文字の
-場合にはバックスラッシュによるクォートをせずそのまま透過させる機能を
-追加しました。
-この動作は named の設定ファイル (named.conf) で切り替えることができます。
-デフォルトは互換性のため透過しない設定になっています。
-もしDNS プロトコル上で用いるエンコーディングとして UTF-8 を用いる場合には、
-設定ファイルの options セクションの <tt>allow-utf8</tt> パラメータを
-次のように指定してください。
-
-<blockquote>
-<pre>
-options {
- ...
- allow-utf8 yes;
- ...
-};
-</pre>
-</blockquote>
-
-<p>DNS プロトコル上で用いられるエンコーディングとして RACE 等の
-<a href="../spec/library.html#ACE">ASCII 互換エンコーディング</a>を
-使用する場合には、この設定は不要です。
-
-<hr>
-<h2><a name="resolver">リゾルバ</a></h2>
-
-<p>bind9 のリゾルバは、bind8 までのものとは全く異なり、
-lightweight resolver ライブラリと呼ばれるアプリケーションに
-リンクされるライブラリと、lightweight resolver デーモンと呼ばれる
-サーバから構成されています。
-
-<p>本パッチを適用することにより、このリゾルバに多言語ドメイン名の
-処理機能が加わります。具体的には次のような機能が追加されます。
-
-<ul>
-<li>多言語ホスト名の指定<br>
-リゾルバライブラリが提供する名前解決用の API 関数に対して、
-ホスト名引数にローカルエンコーディングで表されたホスト名を指定することが
-できるようになります。
-ローカルエンコーディングで入力されたこれらのドメイン名は
-自動的に DNS プロトコル上で用いられるエンコーディングに変換され、
-DNS サーバへの問い合わせが行われます。エンコーディングの変換の際には
-同時に正規化も行われます。
-<li>多言語ドメイン名の返却<br>
-リゾルバライブラリが提供する名前解決用の API 関数が、
-名前解決結果のデータとしてローカルエンコーディングで表されたホスト名を
-返すことができるようになります。
-</ul>
-
-<p>DNS プロトコル上で用いられるエンコーディングや使用する正規化方式の指定は
-あらかじめコンフィギュレーションファイルで設定しておきます。
-このファイルの設定方法については
-<a href="resolvconfig.html">mDNkit リゾルバのコンフィギュレーション</a>
-をご覧ください。
-
-<p>以下に、パッチによって多言語化される名前解決用 API 関数の一覧を示します。
-多言語化された API 関数は、従来の ASCII ドメイン名に加え、
-非 ASCII ドメイン名を扱うことができます。
-
-<ul>
-<li>lwres_getaddrinfo()
-<li>lwres_getnameinfo()
-<li>lwres_gethostbyname()
-<li>lwres_gethostbyname2()
-<li>lwres_gethostbyname_r()
-<li>lwres_gethostbyaddr()
-<li>lwres_gethostbyaddr_r()
-<li>lwres_getipnodebyname()
-<li>lwres_getipnodebyaddr()
-</ul>
-
-<p>引数の型や返り値の型に変更はありません。
-パッチを当てる前と同様の呼び出し方法で、従来の ASCII ドメイン名と、
-非 ASCII ドメイン名の両方を扱うことができます。
-
-<p>本パッチを適用した bind9 リゾルバは
-<a href="../spec/library.html">MDN ライブラリ</a> を利用してエンコーディング
-変換や正規化を行います。従って bind9 リゾルバを使用したクライアントを
-コンパイルする場合、MDN のライブラリ <em>libmdn</em> をリンクする必要が
-あります。もしあなたのシステムが <em>iconv()</em> をサポートしていない
-場合には、<em>iconv()</em> のライブラリも合わせてリンクする必要があります。
-
-<p>
-
-<hr>
-<h2><a name="dig">dig/host/nslookup</a></h2>
-
-<p>bind9 には DNS の問い合わせツールとして dig、host、nslookup という
-コマンドが付属します。bind9 パッチを適用することにより、これらはいずれも
-多言語ドメイン名が扱えるようになります。具体的には以下の機能が
-付加されます。
-<ul>
-<li>多言語ドメイン名の入力<br>
-コマンド引数、あるいは標準入力で、ローカルエンコーディングで
-表現された非 ASCII のドメイン名を指定することができるようになります。
-ローカルエンコーディングで入力されたこれらのドメイン名は
-自動的に DNS プロトコル上で用いられるエンコーディングに変換され、
-DNS サーバへの問い合わせが行われます。エンコーディングの変換の際には
-同時に正規化も行われます。
-<li>多言語ドメイン名の表示<br>
-DNS サーバからの返答に含まれる多言語ドメイン名がローカルエンコーディングに
-変換され、表示されるようになります。
-</ul>
-
-<p>DNS プロトコル上で用いられるエンコーディングや使用する正規化方式の指定は
-あらかじめコンフィギュレーションファイルで設定しておきます。
-このファイルの設定方法については
-<a href="resolvconfig.html">mDNkit リゾルバのコンフィギュレーション</a>
-をご覧ください。
-
-</body>
-</html>